2017年3月10日金曜日

トークイベント、出てきました。

 先日、いつもお仕事でご一緒させていただいているクリエイティブ会社のCONCENTさんからのお誘いで、トークイベントに出席させていただいた。
 テーマは、取材時における人との距離感について。
 一緒に登壇するのが、写真家・栗原論さん(@4×5)だったということもあり、「ライター、編集者、カメラマンと共通するテーマを」と思い、僕の方から提案をさせていただいた次第。

 
 で、イベント直前まで何を話そうか考えていたんだけど、自分が提案しておきながらなんなんだけど、すごく難しいテーマだった。「なんでこんなテーマ選んだんだろ」、と後悔すらした。
 要するに、取材時に必要な人との距離感というのは、「お互いいい塩梅の位置をとること」だと思うんだけど、実際の話、相手にも、そのときの取材の空気感にもかなりよるわけで……。


  と、いろいろ考えた挙句、たぶん現場での人との距離感で一番僕が大事にしているのは、「相手のことを好きになっておくこと」だろうな、と思った。なんか、生くさい言い方だけど。
 

 そもそも、初対面の、コミュニケーションを一切とったことのない人といきなりディープな話をしたり、写真を撮ったりするのってどちらもストレスが溜まるし、相手との距離感がわからないのに、いつも通りの感じの取材や撮影をやろうとしたら、相手をすごく傷つける場合もあるだろうな、と。
 つまり、僕たちは、話を聞くにせよ、写真を撮るにせよ、常に相手を傷つける可能性があることを仕事にしているわけです。
 そのことを常に意識するようにしているので、その可能性を取り去ることを考えると、僕の場合、一番手っ取り早いのが「好きになること」だな、と。


 だって、相手とのコミュニケーションで、自分のロジックだの、ものさしだのを振りかざすの、なんか怖いでしょ(クリエイターと名乗る人のなかには、こういう人、けっこういる。あんまり可愛くない)。取材前から意識的に相手に好感を持てるような状態に自分を持っていって、現場ではできるだけ相手の発言・行動を読み取って寄り添うようにして、そのセッションのなかで意思疎通できたもので距離感をはかるのがベストなんじゃないか、と。
 …って、このやり方、すごく時間がかかるし、面倒なんだけど。
 

 それでも、人を不用意に傷つけることより、断然マシだ。
 

「でも、この手の話って、編集とか撮影とかの仕事以外でも、どんな人間関係でも言えることよね。たとえば……」みたいな一般的な人間関係の話も、この後展開したかったのだけれど、イベントとしては時間切れ、という結果に。
 ……この後の話が面白かったんだけどなあ。自分の身を切るようなネタも口にするつもりだったのに。
 

 ともあれ、CONCENTさんにはこのような貴重な場を設けていただき、本当に感謝です。また、バタバタした状態だったのにもかかわらず、しっかり司会進行をしてくださったCONCENT石野さん、ありがとうございました。
 あとは、栗原さん。やっぱり振り返ってみても楽しいイベントだったので、またどこかで何かやりましょう。


 イベントのレポートについては、今回参加してもらっていたライターの西山くんがその場で記事にしてくれていたので、詳細が知りたい方は、そちらの方を。
 西山くん、うまくまとめてくれてありがとう。


 最後に、緊張のあまりお酒を飲み過ぎていて、ごめんなさい。
 そこまで酔っ払っていたわけじゃないと思うんだけど、顔真っ赤じゃん。恥ずかしい。


 

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