KID
思い出すのは、10年以上前、『KING』(講談社)という雑誌の編集者をしていたときの、ハワイ合宿に入る直前のインタビュー。
子どもたちと離れ離れになるのが惜しくて、「一緒にいる直前までいさせて」ということで、日本を発つ最後の家族ランチにご一緒させていただいた。
場所はたしかプラチナ通りのカフェ。
改めて、自分の書いた原稿を読むと、当時のぼくは、 KIDさんの家族への愛情や優しさをいかに表現するかで必死だった。
でも、そんな気持ちにさせてくれるくらい、KIDさんは愛に満ち溢れてる人だった。
だからこそ、いま、とても悲しい。
考えてみれば、十数年前の、たった数ヶ月の連載です。
でも、KIDさんとの取材で感じた「尊さをいかに伝えるか」という視点は、いまのぼくの指針です。
それくらい、濃密な連載でした。
……って、そんなに褒めちぎってたら、「やめてよ、照れるじゃん」とか言うかもしんないけど。
お母さんやSONYやNINJAたちに、よろしくお伝えください。
本当にもう一度会いたかったです。
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